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都市との交流による海業の推進 漁港の多目的利用の推進

神奈川県には、水産庁所轄の特大第3種漁港である三崎漁港と県営の小田原漁港のほか市町営の漁港が23あります。
首都圏の中にあって、それらの漁港は市街地の中にあったり、自然の多い漁村にあったり多様です。そして、神奈川の漁業はそれぞれの漁港を中心として地域の特性を生かした漁業を展開しています。

本来、漁港は漁船の船着場としての機能に限定されていたわけですが、漁業者からは活魚施設や貯蔵・加工施設など施設の充実が、県民からは海とふれあう場としての漁港の利用が、新しい役割として求められるようになりました。

本県の三浦市から発祥した漁業を中心として海に関わる産業を取り組む型の「海業」は現在、全国に広がり、漁港では地域活性化の拠点としてはもとより、都市住民との交流を促進する開かれた漁港として、直売所や釣り客へのサービス施設などを含めた総合的な整備が行われるようになっています。